【店舗形態別】ネイルサロン開業のメリット・デメリット

【店舗形態別】ネイルサロン開業のメリット・デメリット
いまや身近なおしゃれとして浸透したネイル。
ネイルをお勉強したい方の中には、ゆくゆくサロン開業したいという夢を持っている方も多いですよね。
ネイルサロン開業といっても、その形態はさまざま。
ここでは、代表的なネイルサロンの店舗形態とそのメリット・デメリットについて説明します。
開業に興味がある方は参考にしてみてください。
ネイルサロンの店舗形態別のメリット・デメリット
店舗形態別に「ホームサロン」、「店舗サロン」、「出張ネイリスト」、「間借りサロン」それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
○ホームサロン
自宅の一室を使用したネイルサロンのこと。
【メリット】
・低資金で始められる
→場所代(敷金礼金や月々の家賃など)だけでなく、電話・パソコンなどの機器やネイルデスク、チェアなども自宅にあるものを使用すれば初期費用を大幅に抑えることができます。
・ライフスタイルに合わせて働くことができる
→子どもが幼稚園や学校に行っている間だけ予約を入れ、平日は講師としてネイルスクールで働いて週末は自宅でネイリストとして働くなど、自身のライフスタイルに合わせて自由に働くことができます。
・時間を有効活用できる
→自宅で業務ができるため、自分の空き時間だけ予約を取り、予約の合間時間に家事や育児をすることもできます。
【デメリット】
・同居する家族の理解や協力が必要
→人の出入り、トイレや洗面所の共用などプライベート空間との線引きだけでなく、施術のにおいや音の問題など、家族の理解や協力が必要な場合があります。
・集客力が弱い
→自宅のため広告やホームページに住所の記載ができなかったり、外観からもネイルサロンがあるということを認知してもらうことが難しいこともあり、口コミに頼ることも多く集客に苦労することがあります。
・防犯上の不安がある
→直接の知り合いやその紹介でない場合、どんな人が来るかわからないことの不安や知らない人が自宅に出入りすることに対するリスクがあります。
○店舗サロン
マンションやビル、テナントなど自宅ではない場所で営業するネイルサロンのこと。
【メリット】
・ネイルサロンとして特別な空間を作ることができる
→自宅ではない場所にサロンがあるので、店舗として非日常的で特別な空間を演出することができます。
・住所が記載できるので集客活動がしやすい
→自宅ではないため、防犯面を気にすることなくサロンの住所や電話番号を広告やホームページ、ブログ等に載せて集客活動ができます。
【デメリット】
・準備や費用が大きくかかる
→店舗の内装や備品購入などの開業準備とそれにともなう初期費用が大きくかかるだけでなく、店舗が大きくなるほどランニングコストもかかります。
・マンションの隣近所やテナントの近隣店舗への配慮が必要
→不特定多数の人の出入りがあることやにおいや音の問題など、近隣への配慮をする必要があります。
○出張ネイリスト
店舗を持たず、自らがお客様のもとに出向いて施術を行うネイリストのこと。
【メリット】
・独立開業に必要な初期費用や月々の賃料などのコストが抑えられる
→店舗を持たないため、場所代として必要な敷金礼金や毎月の家賃などがかかりません。
・ライフスタイルに合わせて働くことができる
→子どもが幼稚園や学校に行っている間だけ予約を入れ、平日は講師としてネイルスクールで働いて週末は自宅でネイリストとして働くなど、自身のライフスタイルに合わせて自由に働くことができます。
【デメリット】
・移動時間があるため生産性が低い
→移動時間は施術ができないため、店舗を持つネイリストに比べて一日に施術できるお客様の数は減ってしまいます。
・出向く先によっては、施術環境が整っていないことがある
→テーブルの幅が広すぎて施術しにくかったり、照明が暗すぎたり、環境が整っていない場所でも普段通りの技術とスピードを求められます。
○間借りサロン
店舗(美容室やエステサロンなど)の一部スペースを借りて営業するネイルサロンのこと。
【メリット】
・集客が期待できる
→間借りするお店のお客様がそのまま見込み客となります。また、スペースを借りるお店の広告やホームページ、ブログなどに一緒に載せてもらえることもあるので、単独での広告宣伝よりも少ない費用で大きな集客効果が期待できる場合があります。
・初期費用や賃料などのコストを抑えられる
→内装工事費やインテリア費用などの初期費用はほぼかけずに開業でき、毎月のスペースレンタル料もマンションやテナントの賃料に比べて抑えられる場合があります。
【デメリット】
・スペースが限られている
→店舗の一区画を借りるため基本的にかなり限られたスペースです。また、トイレや待合スペースなども共有で使わせてもらうことになります。
・間借り店舗との関係を有効に保つよう気づかいが必要
→スペースを使わせてもらっているため、貸主さんとは常に良好な関係でいられるように気遣いが必要になってきます。
デメリットに対応できるよう『自分の』準備をすすめよう
ネイルサロンを開業するためにはさまざまな準備が必要です。
特に開業に必要な『自分の』ための準備について説明します。
○知識や技術・資格の準備
自分のサロンを持つということは、自分の技術を看板に掲げるということ。
自分を気に入ってもらい繰り返し来店していただくためには、高いレベルの技術の知識が必要です。
その証明として資格を取得していると自分もお客さまも安心ですし、難易度の高い資格ほど信頼感があります。
○サロンオーナーとしての準備
どんなに小さなサロンでも、開業すれば立ち上げた人は「サロンオーナー」になります。
きちんと利益を出していくためには、技術はもちろん経営についても勉強し開業前から準備をしていきましょう。
集客のノウハウや資金面についてなど、必要な知識を持っておくと安心です。
まとめ
ここでは、店舗形態別の開業のメリット・デメリットを見ていきました。
いろいろな開業の形態がありますが、自分に合ったものを選ぶといいですね。
また、どの形態にもデメリットはありますが、それに対しての対策を立てることでカバーできることがあります。
開業前に自分自身でできる準備や勉強を進めていきましょう。