ネイルサロン就職事情 vol.1
ネイルサロン就職事情 vol.1
ネイリストとして働くために必要なこと
ネイリストの求人には未経験歓迎の求人もありますが、「JNECネイリスト技能検定2級以上」「JNAジェルネイル技能検定中級以上」など資格取得を募集条件にしているサロンがほとんどです。
JNECネイリスト技能検定1級など難易度の高い資格を取得している場合は、応募できる求人の数が多いためチャンスが増えるだけでなく、給与や手当などの待遇面でも優遇されることがあります。ネイリストとして働くためには、まずは学習と資格取得をしっかりしておくことをおすすめします。
ネイリストの就職活動の流れ
ネイリストとしての一般的な就職活動の流れを確認しましょう。
①求人を探して応募する
就職情報誌や求人サイトなどから希望の仕事を探してみましょう。
ネイルサロンの場合、一般企業のように4月入社だけではなく通年で採用を行っているところも多くあります。すぐに就職を考えていない場合でも、まずは数社のサイトに登録をしておくといいでしょう。ネイルスクールやネイルプロショップにも求人票が掲示されていますし、クーポン雑誌の記事に「スタッフ募集」と掲載されていることもあります。自分に合った求人を見つけるためには様々な媒体をこまめにチェックすることが大切です。また、求人情報で気になったサロンは一度店舗に足を運んでお客様として施術してもらってみましょう。お店の雰囲気やサンプルデザインの傾向、ひとりに対する施術時間などがわかるので、実際に自分が働いたときのイメージがつかめます。
就職をしたいサロンが見つかったら、「応募→書類送付→面接」という流れが一般的です。求人サイトの場合は、応募はサイトを通じて行います。求人票や情報誌の場合は求人情報に記載されている連絡先に問い合わせて応募しましょう。
②応募書類を作成する
応募手続きが終わったら求人情報を熟読し、必要書類を準備しましょう。一般的な必要書類には次のようなものがあります。※求人によって異なる場合がありますので、求人情報や応募先からの連絡内容を必ず確認してください。
〇履歴書
採用担当者が最初に目を通すのが履歴書ですから、丁寧に分かりやすく書くことが大切です。
取得資格や卒業スクールだけでなく、なぜそのサロンで働きたいのか?自分の強みをどのように活かせるか等、明確に記入しましょう。
添付する写真は面接前に印象を決める大切なものなので、きちんとした服装と身だしなみで撮影します。
写真館などで撮影すると、カメラマンが表情や動きなどをアドバイスしてくれるので、印象の良い写真を撮ってもらえます。
スクールで履歴書の添削指導などを行っているところもあるので、書き方に不安がある場合はスクールに相談をしてみるといいでしょう。
〇職務経歴書
他業種から転職をされる場合、履歴書と一緒に提出を求められることがあります。
前職での経験やスキルなどもアピールポイントになりますので、別途作成した方が好印象です。
〇アートサンプルやサンプル写真
上記書類の他に、自分が作成したネイルチップ作品やネイル写真の持参を求められる場合があります。
特に指定がなくても、得意なアートなどをまとめて持参するといいでしょう。
ただ、応募するサロンのイメージや客層に合った作品を持参することが大切です。
持参するときもチップは必ずきちんとケースに収め、写真ならキレイにファイリングをして持参するようにしましょう。
どのようなサンプルを持参するかなど作品の相談や添削を行っているネイルスクールもありますので、不安な場合は講師に相談してみましょう。
③面接
書類審査が通ったらいよいよ面接です。
サロンによっては書類持参での面接の場合もあります。
ネイルサロンの面接は、質疑応答などの他に技術テストがあるのが一般的です。
(※サロンによっては技術テストが無い場合や2次面接で行う場合もあります)
面接日程の連絡があった際には、以下の事を確認し準備しましょう。
1.試験内容
どういった技術を行うのか具体的に確認しましょう。
(ケア、ジェル1色塗り、カラーグラデーション、ジェルフレンチ等)
2.道具はどうするか
ニッパーや筆などは自分のものを持参するのが一般的ですが、ジェルやポリッシュなどの消耗品はお店のものを使用するのか、自分が普段使っているものを持参するのかを確認しましょう。
3.モデルは必要か
サロンスタッフに施術する場合もありますが、モデルを連れて行かなければならないこともあります。
モデルが必要な場合は、自分の施術のしやすいモデルさんにお願いしましょう。
④合否連絡がきたら
面接後、約1週間程度で合否連絡があります。
折り返し連絡する場合は、電話やメールには早めに対応します。
採用の場合は、出勤日や持ち物などを確認しておくといいでしょう。
辞退する場合は、お詫びの言葉を添えて早めに連絡しお断りしましょう。
万が一不採用になってしまった場合には、気を落としすぎず自分に合ったサロンを改めて探してみてください。
次回に続きます。お楽しみに。