JNEC2級の課題カラー「ナチュラルスキンカラー」とは
JNEC2級の課題カラー「ナチュラルスキンカラー」ってどんな色?
ネイリストのための資格のうち、一番新しい資格
年4回行われているJNECネイリスト技能検定試験2級の実技課題の一つ、ポリッシュカラーリングの「ナチュラルスキンカラー」についてお話します。
4パターンのカラーポリッシュから1つ選ばれる
JNEC2級の実技課題のポリッシュカラーリングは毎回同じカラーが試験内容になる訳ではありません。
事前に試験要項が発行され、課題カラーが記載されています。
<課題カラー>
・赤
・ピンク系
・ナチュラルスキンカラー
・パールホワイト
上記4パターンのカラーポリッシュから1つ選ばれます。
JNEC3級で赤のカラーリング練習をたくさんしている方もピンク系、ナチュラルスキンカラー、パールホワイトの課題に当たった場合は1から、そのカラーリングの練習を頑張らなければなりません。特にナチュラルスキンカラーとパールホワイトはムラになりやすく難易度が少し高いと言われています。
ナチュラルスキンカラーってどんな色?
JNECの試験要項を見ると、ナチュラルスキンカラーとして認められている色味の写真が掲載されています。その写真に載っている色味の範囲の中から、仕上がりがキレイに見えるカラーを選ばなけれまいけません。
選ぶ時のポイントは
・モデルの肌の色に合うカラー
・地爪が透けないマットなカラー
・なるべくムラになりにくいカラー
※お申し込み時、取得している資格の種類と合格認定番号の入力が必須です。
<モデルの肌の色に合うカラー>
まず1番大事なのは、当日の検定試験に協力をしてくれるモデルさんの肌の色に合うカラーを探さないといけません。できれば何本か色味の違うカラーを用意しておき、モデルさんの爪に試し塗りをしてみましょう。
ナチュラルスキンカラーは地爪(ネイルベッド)の色が影響してくるため、塗ってみるとボトルで見た時の色と印象が変わる場合があります。候補の中から、一番モデルさんの爪先や肌の色がキレイにみえる色を見つけましょう。
目安としては
・色白のモデルさんの場合…明るいベージュやピンクベージュがおすすめです。肌の色味が黄みが強い方は明るいベージュ、赤みの強い(血管が透けて見える)方はピンクベージュが合わせやすい
・色黒のモデルさんの場合…暗めなベージュか中間くらいの明るさのベージュがおすすめです。日焼けされている方に明るいベージュを塗ってしまうと爪だけが浮いて見えてしまいます。ピンク系も赤みが協調されてしまう場合がありません。
・中間くらいのナチュラルな肌色の場合…モデルさんの肌の色と同じようなベージュを選ぶようにするのがおすすめです。
<地爪が透けないマットなカラー>
目安としては2度塗りしたときにイエローラインが透けない色を選びましょう。2度塗りをしてもイエローラインが透けてしまうのは試験の規定から外れてしまうので注意が必要です。
問屋さんなどにカラーサンプルがある場合は、自分の爪に乗せて透けているか確認してみましょう。もしわからない場合は、店員さんに確認するか、サンプル品があればボトルからハケを取り出した際に、ハケの色が透けているか透けていないかを確認しましょう。
ハケの色が全体的に透けてしまっている場合は、透明感が強い場合があります。
<なるべくムラになりにくいカラー>
地爪が透けないカラーはよりハケムラができやすいカラーで難易度が高くなります。そこでボトルのハケの選び方も重要になります。
毛のコシが強すぎてしまうとハケ筋ができやすくなります。また、ハケの幅が細いと何度も爪の上を塗り重ねなければいけなくなるのでムラができやすくなります。
色は問題ないけど、どうしてもムラになってしまう場合は空ボトルなども販売されているので入れ替えて使うのも上手に塗るポイントの一つです。
色選びが重要なカラー
色選びが重要になってくるナチュラルスキンカラー。モデルさんが決まり次第、まずは色の選定をして練習を頑張ってください。