ネイル発祥の地
ネイル発祥の地
豊富なデザインに豊富なカラー、ネイルを思う存分楽しんでいる方が多いと思いますが、海外のネイルはどのようなものなのでしょうか。ここでは日本と比べながらアメリカのネイル事情について取り上げてみたいと思います。
ネイルの長い歴史
ネイルはさかのぼれば古代エジプトからあると言われ長い歴史があります。日本でも飛鳥・奈良時代には化粧の延長線として爪を赤く染めていたと言われています。ですが、現在のようなネイルはアメリカが発祥地と言われ、そのネイル市場も大きなものです。
日本のネイル・アメリカのネイル
日本ではネイルはファッションやおしゃれのひとつとして楽しまれていますが、アメリカではネイルケアやネイルカラーが親しまれ、身だしなみのひとつとしても取り入れられています。ネイルサロンにも気軽に訪れる人が多く、予約がいらないサロンも多くあり、ふらりと立ち寄ることができます。
また、日本ではネイルを仕事にしている方を当たり前に「ネイリスト」などと呼んでいますが、海外では主に「マニキュアリスト」と呼ばれ、アメリカでのネイルサロンは「ネイルスパ」と呼ばれています。
そもそもアメリカが発祥の地と言われるのも、私たちが目にしているような現在のポリッシュの誕生が、アメリカで開発された自動車塗装用のラッカーがきっかけとなったことにあります。自動車が大量生産されると速乾性のラッカーが必要となり、開発されたことによって美容業界に転用され、ネイルラッカーとして1932年にポリッシュが発売されるようになりました。
ネイルブーム
そして1970年代、ネイルの技術はハリウッドの特殊メイクとして人工爪に発展するなどアメリカでネイルブームが起き、ネイルサロンが広まっていきました。ちなみに日本にネイルが入ってきたのも1970年代です。日本国内でアメリカ西海岸ブームが起こったことにより、ネイルの専門サロンが紹介されました。そして、美容業界でアメリカからネイルの技術を取り入れ、美容院のメニューにも含まれるようになり、今のネイルの基本ができてきます。
日本ではネイリストになりたいと言っても資格がなければ絶対に施術できないというわけではありません。一方アメリカでは国家資格を持っていないといけない上にネイルライセンスは州ごとに違ったりしますので、覚えておいても良いでしょう。
ジェルネイルだけでなくポリッシュやネイルケアがまだまだ人気なのは、ポリッシュは簡単にオフできることもあり、その日の気分やファッションに合わせてネイルを変えられるのが良いからかもしれません。ジェルネイルも良いですが、たまにはポリッシュでネイルを楽しんでみるのも良いですね。