冬の大敵「乾燥」
冬の大敵「乾燥」
お肌の乾燥が気になる季節となり、より一層ハンドクリームが手放せなくなっている方も多いかと思います。せっかくネイルをしたのに手荒れや乾燥の方が気になるなんてことになっていませんか?ケアをすることはもちろん大事ですが、今回は乾燥についてご紹介したいと思います。
乾燥する理由
そもそも冬に乾燥しやすくなるのは大気中に含まれる水分量に関係しています。大気中の水分量は気温が高いほど多く含むことができるので、気温が低い冬は他の季節に比べると水分量が少なくなり湿度が低い状態になります。だからと言って暖房をつけても乾燥が改善するわけではありません。それは気温が上がっても大げさに言うと暖かい風を送っているだけで水分が実際にはないからです。
基本的にお肌は皮脂膜に覆われていることで皮膚の水分蒸発を防ぎ、潤いを保ってくれていますが、手は皮脂腺が皮膚の中でも少なく角層が厚いのが特徴です。そして、手は外気や水仕事など外部刺激によってさまざまなものに触れます。皮脂膜でしっかり覆われている正常な状態が、外部刺激を受けることで皮脂膜が失われてしまうと、手が乾燥してしまい、手荒れに繋がることになります。
これからの寒い時期はお湯を使うことが増え、合わせて風邪予防で手を洗う回数も増えるので、皮脂膜をはがしやすく潤いのバリア機能が低下して水分が蒸発しやすい状態になります。また石鹸や水仕事で使う洗剤は手に負担がかかってしまうので、これも同じように皮脂膜まで取り除いてバリア機能が低下するので乾燥する原因になります。
乾燥対策
ただ乾燥する季節とわかっていてもやっぱり手はいつも視界に入るのでネイルはもちろん手もキレイに保っていたいものです。対策はどうすれば?と言うと…
●手を洗ったらこまめにタオルなどで拭く
肌の表面に水滴が残ったままにしていると、残った水分が蒸発する際お肌の水分まで奪ってしまいます。手を洗ったらやさしくタオルなどでしっかり拭き取ることが大切です。
●こまめにハンドクリームなどで保湿する
ハンドクリームは皮脂膜の代わりのようにお肌を覆ってくれます。ただ知っておきたいポイントとして、手がカサカサしている状態は水分が不足している状態とも言えます。ハンドクリームを塗る前に化粧水で保湿することがおすすめです。
●水仕事をする際はゴム手袋をする
外部刺激は極力避けたいものですが、家事の中で水仕事は避けることができませんので、お湯や水になるべく触れないように心がけることも大切です。
乾燥は手だけでなく爪も同じですので、爪までしっかり乾燥対策を行うように心がけると良いですね。乾燥しがちな冬にも負けないキレイな手、キレイな指先で周りに差をつけましょう。