爪のささくれ「小爪」の原因と対処法
爪のささくれ「小爪」の原因と対処法
爪の脇から白くて細い爪のようなものが飛び出していて、服に引っかかって痛みを伴ったりすることはありませんか?これは「小爪」と呼ばれる爪のささくれで、爪の端の部分が裂けて根元だけで繋がっている状態です。ここではこの小爪の原因とできてしまった時の対処法をみていきます。
小爪の原因
小爪の主な原因は乾燥です。爪が乾燥していると柔軟性がなくなって、少しの衝撃を受けただけでも爪が裂けてしまい爪の側面から小爪として飛び出します。まずは乾燥の原因を知り予防するようにしましょう。
【爪が乾燥する原因】
・過度な手洗いやアルコール消毒
・手が濡れた状態ですぐに水分を拭き取らない
・ハンドクリームやネイルオイルなどの保湿ケアをしない
・血行が良くない
小爪の予防
前述のような、小爪の主な原因となる乾燥を防ぐためには次のことに気をつけましょう。
○手洗いやアルコール消毒は適度に
感染対策もあり手洗いやアルコール消毒は日常になりました。しかし、やりすぎてしまうと手や爪の油分がなくなってしまい乾燥しやすくなります。
お仕事などで手洗いの頻度がどうしても高くなってしまう場合は、手洗い後にクリームやオイルを塗るなどケアをしっかりするようにしましょう。
○手が濡れた後はしっかりと水分を拭き取る
手洗いや水仕事のあと手に水分が付いたままになっていると、その水分が蒸発する際に皮膚の水分も一緒に奪われてしまい乾燥に繋がります。清潔なタオルやペーパーなどで、抑えるように水分を拭き取るようにしましょう。
○ハンドクリームやネイルオイルで保湿する
ハンドクリームは皮膚の保湿に使うものです。手や指、そして爪の周りの皮膚の部分に効果があります。一方ネイルオイルは爪を保湿するためのものなので、小爪を予防するにはこちらをしっかり塗りましょう。ネイルオイルを塗る時は、爪の裏側(手の平側)から爪と皮膚の間にネイルオイルをたらしましょう。すると、爪の脇にもオイルが流れるのでしっかりと指でなじませます。爪の裏側を保湿すると爪の形が縦長のきれいな形になってきますよ。手洗いのあとや就寝前に行うようにしましょう。
○血行を良くする
血行が悪いと爪の先まで栄養が行き届かず乾燥してきます。
クリームやオイルを塗る時に手や指のマッサージをして血流を良くしましょう。
またしっかりと湯船に浸かったりハンドバスなどで温めるのも効果的です。
小爪ができてしまったら
小爪ができてしまうと引っかかったりして気になるので、どうしても引っ張ったり剥いてしまいがちですがそれは絶対にダメ!
小爪の根元は皮膚と繋がっているため、無理やり引き抜くと皮膚まで裂けて出血したり、そこからばい菌が入ると化膿してしまいます。小爪ができてしまった時は、爪切りやキューティクルニッパ(なければ先の細いハサミ)などで根元から切るようにしましょう。周りの皮膚を傷つけないように慎重にカットしてください。
ここでは小爪の原因と対処法をまとめてみました。小爪が頻繁にできる方は、乾燥や冷えだけでなく栄養が不足しているサインかも知れません。爪先の変化を見逃さずしっかり対策をして健康的に過ごせるよう心がけたいですね。