ジェルネイルを長持ちさせる塗り方
ジェルネイルを長持ちさせる塗り方
ネイルサロンには色々な爪の形、長さ、薄さ、様々な生活環境のお客様が来店されます。ネイルサロンのリピーターを獲得するには、まずお客様に満足してもらうことが第一歩。
お客様が満足するポイント
お客様が満足するポイントは
①持ちが良い
②仕上がりがキレイ
③接客態度が良い
④センスが合う
⑤価格
5つのポイントを挙げましたが、たくさんのネイルサロンがある中で5つが揃わないとなかなかリピーターにはつながらないのが現状です。
『接客も価格も仕上がりもキレイで気に入ったけど、すぐにジェルネイルが剥がれた』
このようなことをお客様から言われないように、ここでは、ジェルネイルを長持ちさせる方法をご紹介します。
持ちが良くなるポイント
①ケアをしっかり行う
②油分除去をしっかり行う
③ベースジェルの塗布量
④はみ出しや塗り残しがないか確認する
⑤爪の薄さとベースジェルの選び方
①ケアをしっかり行う
サンディングあり、ノンサンディングは関係なく爪の上に張り付いているルースキューティクルをしっかり取り除くことが重要です。特に、キューティクル周りやサイドウォール部分にルースキューティクルが残りやすくリフトの原因になります。キューティクルやサイドからリフトしてしまう方はケアを見直してみましょう。
お客様の肌質により手汗をかきやすい方や油分が多めな方はルースキューティクルが張り付きやすくケアにも時間がかかります。無理にキューティクルを押し上げてしまうと爪の凹凸ができたり、爪表面を傷つけてしまう原因にもなります。そんなときは30秒ほどお湯につけてウォーターケアをするとプッシュアップしやすくなります。
②油分除去をしっかり行う
女性は化粧品を多く使うので、爪先に油分が残りやすい方がいます。特に、冬場のハンドクリーム、夏場のウォータープルーフのファンデーションや日焼け止めクリームはジェルネイルの大敵!しっかり油分除去したつもりでも、ベースジェルを塗ったときにはじいてしまう場合があります。
そのようなときは、無理に固めず一度ハンドソープでしっかり手洗いをしてもらいましょう。爪の裏にもクリーム類が残っている可能性があるので、爪の裏側も念入りに洗い、その後プレプライマーなどで油分除去をするとはじかなくなります。
③ベースジェルの塗布量
メーカーごとにベースジェルの塗布量が異なります。薄く塗らないとリフトしやすくなるタイプ、少し厚めに塗らないとダメなタイプ。新しいベースジェルを使用する場合は、必ずメーカーに確認したり、講習会に出るようにしましょう。間違えた塗布量で塗っていると、そのジェル本来の機能が出ない可能性があります。
④はみ出しや塗り残しがないか確認する
サイドやキューティクス際にジェルが流れたまま硬化してしまった場合は、その部分からリフトしやすくなります。そして見落としがちなのが、塗り残しがある場合です。サイドやキューティクル側、エッジ部分にしっかりベースジェルが濡れていない部分にカラージェルを塗ってしまうと、カラージェルには爪への定着力がない為リフトしやすくなります。ライトで硬化する前に必ず確認するようにしましょう。
⑤爪の薄さとベースジェルの選び方
ベースジェルにはメーカーにより硬化後の硬度が違います。ビニールのように柔らかいタイプから、クリアファイルのようにすこし硬いタイプなど様々です。
爪の厚みがある方は持ちが良い人が多い傾向にあります。爪先が乾燥して2枚爪になっている方も多いので、爪先からのリフトがおきないようにエッジをしっかり塗ること。お客様に保湿もしてもらうようにしましょう。
爪の薄い方は持ちが悪い人が多い傾向があります。薄い方には強度のある硬いタイプを塗りがちですが、爪の柔軟性とジェルの柔軟性が合わずにリフトをしてしまう場合があります。爪の真ん中が浮いてしまう場合は硬度が柔らかいタイプを塗ると改善する場合があります。爪が折れそうで怖い場合は、ベースジェルをうすく2度塗りすると補強できます。
お客様の爪も様々。ジェルメーカーも増えている一方でどのジェルがお客様に合っているかを選ぶのが大変になってきています。まずは基本のケアや塗り方を見直してみましょう。