不器用でもネイリストになれる?

不器用でもネイリストになれる?
「ネイリストになりたいけど、絵が苦手」「不器用で細かい作業ができるか不安」ネイリストを目指す方の中にはこんな悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は絵や細かい作業に苦手意識を持つ方でもネイリストになれる方法を解説します。
不得意なことがあってもネイリストになれる!
結論からお話しすると、絵が苦手でも、不器用でもネイリストになれます!
絵が好き、細かいことが得意なことに越したことはありませんが、不得意なことがあってもネイリストの夢を叶えている方がたくさんいます。不器用でもネイリストになるためにどうしたらよいかお伝えしていきます。
スクールでコツを教えてもらう
いまセルフネイルを楽しんでいる方は「ムラになる」「すぐジェルがはがれる」など上手くいかないことで、自分が不器用だと思っていませんか?
それはただ単に正しいやり方を知らないだけかも知れません。
まずは独学ではなく、ネイルスクールで認定講師(ネイル検定の試験官を担当する立場の講師)に正しいやり方を教えてもらいましょう。講師もはじめは初心者でそこから勉強して技術を身につけているので、色々なコツや上手くできる方法を知っています。手が震えない正しい筆の持ち方、ムラにならないジェルの量や筆の動かし方、筆を動かす向きや力加減、バランスよくお花を描く方法など、目からうろこのコツが実はたくさんあるんです!
すべての工程のコツを教えてもらい、反復練習を重ねて自分の技術として定着させることで見違えるほどきれいにネイルができるようになります。
反復練習で基礎を積み重ねる
ネイリストは爪という狭い部分にネイルを施していくため、細かい作業が苦手だと不安に感じるかもしれません。
これは器用不器用関係なくネイリストになりたい方みなさんにお伝えしているのですが、
「ネイルの勉強は基礎の積み重ね、反復練習が大切」だということ。
先述した通り、ネイルにはコツがあります。そのコツを把握して反復練習を重ねて基礎として定着させることが、遠回りのようで一番の上達の近道なんです。もちろん人によって練習量は変わります。確かに不器用な人は器用な人に比べて練習量が必要かも知れませんが、基礎を積み重ねていけば次第に慣れて技術が定着することで必ずできるようになります。
道具を使いこなす
「あんなにまっすぐ線が引けない!」「小さいものを掴むなんて無理!」
ネイリストの仕事を間近で見ていると、細かい作業を難なくこなしていてびっくりしますよね。もちろんネイリストの努力があるのは前提ですが、それ以外に実は道具の力もあったりします。
まずは筆。ネイリストが使う筆には本当にたくさんの種類があるんです。
グラデーションにはグラデーション専用の筆、フレンチにはフレンチ専用の筆、お花を描くときには花びらが描きやすい筆、細い線をきれいに描くための穂先が細くコシのある筆など、数えきれないほどたくさんの筆をネイリストは使い分けています。プロ用の筆は毛量や毛質、コシなどが計算されているので、その特徴や性質を知って使いこなせるようになると誰でも上手くアートができるようになります。
細かいものを掴むピンセット(ネイル用品ではツイザーといいます)も同様です。100均のものと比べるとプロ用は驚くほど使いやすく、作業効率も上がります。
もちろん道具を買っただけではできるようにならないので、使いこなせるよう練習を積むことも大切です。
器用、不器用よりも大切なネイリストとしての資質
器用で絵が得意なことよりも大切なネイリストとしての資質があります。
それは「ネイルが好きな気持ち」を持っていること。ネイリストでも初めからすべての適性を備えている方ばかりではありません。苦手なことがあっても、「ネイルが好き」「もっと上手くなりたい」という気持ちを強く持って努力できるかどうかが、もっとも大切なネイリストの素質なんです。
いかかでしょうか。
不器用だからとネイリストを目指すのを躊躇している方がいたら、適性を考えすぎるのではなくまずは自分の「ネイルが好き」という気持ちを信じて一歩踏み出してみませんか。そんな方ほど努力を惜しまないので、間違いなく素晴らしいネイリストになれるはず!