ハンドクリームの選び方
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ハンドクリームの選び方
新しい生活習慣によって手洗いやアルコール消毒を頻繁にするようになり、ますます乾燥しやすくなっている方も多いのではないでしょうか。そんな時にはハンドクリームが強い味方ですよね。そんなハンドクリーム、なんとなく選んで適当に塗っていませんか?ここでは、自分に合ったハンドクリームの選び方をご紹介します。
手の悩みに合わせてハンドクリームを選ぼう
ハンドクリームの売り場にはかなりの種類が並んでいて、どう選んでいいかわからないという方も多いはず。実はハンドクリームは大きく3種類に分類されます。今までなんとなく選んでいてあまり効果を感じられなかった方は、もしかしたら自分に合っていないものを選んでいたのかも知れません。自分の手の悩みや症状に合わせてハンドクリームを選ぶことで、しっかりと効果を実感できるようになりますよ。
ハンドクリームの種類
前述のとおり大きく3種類に分けられるハンドクリーム。配合されている成分の違いによって分類されるので、パッケージや成分表をチェックしてみましょう。
○保湿系ハンドクリーム
ハンドクリームの中でも一般的で、全体の約8割が保湿系ハンドクリームだそう。乾燥しやすく、かさついて白っぽい粉をふく方におすすめ。
また種類が多いので、香りやテクスチャーを重視して選びたい方にもピッタリです。主な成分は、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、スクワラン、シアバター、ホホバオイルなど。角質層の水分を保ちつつ、肌から水分が蒸発するのを防ぐ効果がある成分が多く含まれています。
○ビタミン系ハンドクリーム
血行を良くしたり皮膚の再生を促す働きがあるビタミンが配合されているのが、ビタミン系ハンドクリーム。カサカサを通り越してガサガサしていたり、ひび割れやあかぎれになってしまっている方には、ビタミン系がおすすめです。主な成分は、ビタミンE、ビタミン B2、ビタミンC。ビタミンE、ビタミンB2には肌の再生を促す働き、ビタミンCには皮膚細胞へのダメージを減らして回復力を高める働きがあると言われています。
○尿素系ハンドクリーム
パッケージに「尿素配合」「尿素○%」などとわかりやすく書かれていることが多いのが、この尿素系ハンドクリーム。尿素は高い保湿力と、固くなった角質を柔らかくする働きを併せ持っているので、手指以外にも、肘、膝、かかとなど角質が硬くなっているところに使うと効果を感じられます。成分は、尿素以外にヒアルロン酸やワセリンなどの保湿成分が含まれています。尿素系ハンドクリームで気を付ける点は、皮膚が炎症を起こしていたり、ひび割れなどの傷がある場合は使用しないこと。尿素が角質を刺激して症状が悪化してしまうことがあるので注意しましょう。また、尿素は皮膚のゴワゴワや硬さによく効くので、それがある程度取れたらビタミン系ハンドクリームに移行するのが良いでしょう。
ハンドクリームはいつ塗る?
手荒れは主に、外気の乾燥、摩擦や刺激、水仕事などで肌に含まれる水分量の低下が原因です。まずはしっかりと保湿をして乾燥しないように心掛けましょう。冬場は特にこまめに、水仕事の後だけでなく前にも塗っておくのがおすすめ。刺激から守ってくれるので手荒れしにくくなりますよ。
自分の手の悩みや症状に合わせてハンドクリームを選ぶことで、しっかりとその効果を実感できるようになります。
特に乾燥が気になる冬、ぜひ参考にしてみてくださいね。