気になる爪の縦ジワ『爪甲縦条』とは
気になる爪の縦ジワ『爪甲縦条』とは
爪の悩みは人それぞれ。そんな中でも「爪の表面に縦に筋が入り、触ると少し角張った感じがする」「爪の縦ジワが目立つようになり気になる」なんていう方はいませんか?この縦ジワは『爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)』と呼ばれるものです。ここではこの爪甲縦条について見ていきたいと思います。
爪甲縦条って何?
爪甲縦条とは爪の表面に見られる縦の筋線のことで、誰にでもあるものです。私たちの爪は三層から成っていて表面の層の繊維が縦方向に走っているため、縦に筋が入っているように見えるのです。その見え方には個人差があって、表面がかなりボコボコして目立つこともあります。ただ爪甲縦条は病気のサインではないので安心してください。
爪甲縦条のおもな原因
見え方に個人差はあるものの誰にでもある爪甲縦条ですが、それが目立つようになる原因は大きく3つあります。
爪のエイジング(老化)
爪甲縦条の原因のほとんどはエイジング(老化)です。爪も身体の一部なので年齢とともに変化していき、肌と同じように徐々に保水力が下がっていきます。爪甲縦条は肌のシワと同じだと考えるとわかりやすいですね。実際20代では爪甲縦条はほとんど目立ちませんが、40代頃から目でも確認できるようになってきます。
乾燥
手は身体の中でも特に乾燥しやすい部分です。さらに、すっかり定着した手洗いとアルコール消毒の習慣も相まって特に冬場は手の乾燥や手荒れに悩む方も多いはず。爪は真下にある皮膚の部分から水分と栄養を受けているので、手の乾燥は爪の乾燥に直結します。爪の水分量が少なくなるという点ではエイジングと同じです。特に冬場は空気が乾燥しているので爪甲縦条になりやすいです。
生活習慣の乱れやストレスなど内的要因
年齢が若い方で爪甲縦条がみられる場合は、栄養の偏りやストレス、生活習慣の乱れなど内的要因によるものの可能性もあります。爪には、水分だけでなく栄養も必要です。特に亜鉛や鉄分の不足は爪甲縦条の原因になると言われています。また爪に栄養を送る血液がドロドロだと、循環が悪いため爪甲縦条になりやすいようです。その他にもストレスや高熱、胃腸の衰えなど、一見関係ないと思うようなことが爪の状態に影響したりするのです。爪は体調のバロメーターとも言われるので、爪の状態に変化を感じたら自分を取り巻く環境や身体のコンディションを見直してみましょう。
爪甲縦条の予防法
主な3つの原因を見るとわかりますが、爪甲縦条は爪に水分や栄養が行き届いていれば改善されていきます。爪甲縦条を予防するためにまずはしっかりと保湿すること。ネイルオイルを爪の生え際や脇、先端の爪と肉の間などにしっかりと塗布して、マッサージしながら擦り込むようにしましょう。あとは生活のリズムを整えて身体を労わること。偏食や無理なダイエットなどを見直して、しっかりと栄養のある食事と質の高い睡眠を取るように心掛けましょう。
また、すぐに爪の縦ジワを目立たなくしたいからといって表面を削るのは、爪が薄くなって割れやすくなってしまうのでNG。どうしても目立たなくしたい場合は、ベースコートをしっかり塗った上でナチュラルなカラーのマニキュアを塗ってみましょう。トップコートも忘れずに。ジェルネイルだとさらに目立たなくなるのでおすすめです。ネイリストに相談してみるのもいいですね!
爪甲縦条は病気ではないですが身体の変化のサインと言えます。根本から予防することで、爪だけでなく心身ともに健康な身体を目指しましょう。