爪の形は遺伝で決まる?
爪の形は遺伝で決まる?
ネイルサロンでは、爪の形がコンプレックスだというお客様がとても多いです。
爪の形は本当に人それぞれで、何もしていないのにすらっと縦長の爪の方もいれば、生まれつき横に長い爪の方もいて、それは遺伝で決まるものだと聞いたことがあるかも知れません。本当に爪の形は遺伝で決まるのでしょうか?もしそうだとしたら、今後爪の形は変えられないのでしょうか?ここではそんな爪の形の遺伝について見ていきます。
自分と家族の爪と見比べてみよう
目鼻立ちや骨格などは遺伝すると言われていますが爪はどうでしょうか。自分と両親、または自分と子どもの爪を見比べてみましょう。似ていますか?おじいちゃん、おばあちゃんや兄弟はどうでしょう?
結論から言うと、爪の形は遺伝します。
見比べた時に、家族の中の誰かしらと似ていたという方も多いはず。もともとの爪の形というのは、顔のパーツや骨格と同じように遺伝すると言われています。
爪の形は変えられない?
遺伝と聞くと爪の形にコンプレックスがある方は「キレイな爪にはなれないんだ」と諦めてしまうかも知れませんが、そうではありません。『もともとの』爪の形は遺伝の要素がありますが、実は日々の生活習慣や環境なども大きく関係して『今の』爪の形が作られていくことがほとんどです。例えば、ピアノやギターを習っていて常に爪を深爪気味に短く切っておかなければならない環境にいたり、爪の噛み癖がなかなか治らなかったりする場合は、爪のピンク色の部分(ネイルベッド)が小さくなっていきます。逆にもともと横長の爪でも、しっかりケアをしていけば爪のピンク色の部分(ネイルベッド)が次第に大きくなり縦長の爪に近付いていきます。
つまり爪の形は、生活習慣に気を付けたりケアをしていくことでこれから変えていくことができるのです。
爪をキレイな形にするには「ハイポニキウムを育てる」!
一般的には、爪のピンク色の部分(ネイルベッド)が縦に長い方がキレイに見えると言われています。このネイルベッドを大きくするためには、爪の裏側と指とを繋ぐ「ハイポニキウム」という半透明な薄皮がとても重要なのです。別名「爪下皮」とも呼ばれるハイポニキウムは爪と皮膚の間に汚れや細菌が入るのを防ぐ役割がありますが、この部分がしっかりと育てて伸ばしていくことで爪のピンク色の部分も大きくなっていきます。では、【ハイポニキウムを育てるために気を付けるポイント】を見ていきましょう。
爪を短くしすぎない
ハイポニキウムは爪の白い部分にくっついて伸びるので、爪を深爪気味に短くしてしまうとハイポニキウムも切る=ネイルベッドが短くなってしまいます。爪の白い部分は全部切らず、最低でも3mm程度伸ばした状態を維持しましょう。
爪の裏側も保湿する
ハイポニキウムは乾燥していると伸びてこないので、ネイルオイルを爪の裏側にも塗布してハイポニキウムを保湿しましょう。オイルは少量でOKですが、こまめに付けるとさらに効果的です。
爪に負担をかけない
せっかくハイポニキウムが育ってきても爪に負担がかかると剥がれてしまうことがあります。
以下のようなことに気を付けましょう。
・爪を使ってキャップや段ボールを開ける
・爪の間の汚れを強く掻き出す
・爪を噛む
・爪を強く打ち付けたり、強い力で引っ掻く
『もともとの』爪の形は遺伝の要素がありますが、生活習慣に気を付けたりケアをすることでキレイな爪の形になります。爪の形に悩んでいる方も、ハイポニキウムを育てて理想の爪を目指しましょう!