ネイリストの業務と役職
ネイリストの業務と役職
ネイルサロンで働くネイリストがどのような業務を行っているのでしょうか。お客様としてネイルサロンに通っているとなかなかわからないその業務内容の一部をご紹介します。
ネイルサロンの業務
ネイルの仕事は華やかなイメージですが、それだけではありません。もちろんお客様の爪にきれいなネイルを施す施術が中心ではありますが、そのために必要な業務がたくさんあります。
●清掃
爪先をきれいにするネイルサロンですから、店内の清掃は念入りに行います。床やお手洗いはもちろん、施術台や椅子もすべてきれいにしていきます。使用する道具もひとつひとつ消毒し、お客様の気持ちよく過ごしていただくための準備をします。他にもおしぼりを温めて用意しておいたり、加湿器のセッティングをしたり、店舗ごとに様々な準備を行います。
●電話対応
お客様からの予約を受けるだけでなく、デザインの問い合わせやサロンの場所・営業時間の確認など、電話対応の内容は多岐に渡ります。予約電話の場合は、電話対応と共に予約表の記入を行います。
●サンプル作成
デザインを考えるのが好きな人にとっては楽しみながらできる業務ですが、たっぷりと時間をかけて作れる訳ではなく、施術の合間に作成することが多いようです。また、イベントに合わせてサンプルを作るため『いつまでに〇個』と期限を決めて作成します。店舗によって、シンプルが多かったりアートがメインだったりとデザインは様々ですが、同じようなものばかりにならないように注意しながら作成しています。
その他にも、
・お客様へお茶をお出しする
・チラシの配布
・器具の消毒
・ネイル関連商品の販売(物販)
・スタッフミーティング
など、様々な業務があります。
ネイルサロンの役職とその業務
会社と同じく、ネイルサロンでも役割によって業務の幅が異なります。役職がつくと業務の幅が広がり、より責任ある仕事を任されるようになります。その名称も様々ですが、ここでは一例を紹介します。
・アシスタント
・ネイリスト
・チーフネイリスト
・サブマネージャー(副店長)
・マネージャー(店長)
※サロンによって役職や名称は異なります。もっと役職が少なかったり、逆に細かくわかれているところもあります。
まずはアシスタントからスタート。
お客様を施術する前に、技術を磨いたりサロンワークを学んでいきます。先輩スタッフのアシスタントとしてファイリングなど部分的に施術を手伝うことも。その他に、コットンやペーパーをカットしてストックしたり、店内のPOPを作成したり、外でチラシを配ったりなど、地味だけれど店舗にとってなくてはならない細かな業務を行います。
そこから役職が上がるごとに、お客様の施術以外に「備品発注/管理」「レジ現金管理」「売上計算」などの重要業務を任されます。
さらにサブマネージャー(副店長)やマネージャー(店長)職では、店舗運営と共に人材育成や採用などスタッフの管理育成も行います。技術指導に始まり、労働時間などの勤怠管理、モチベーション向上のために工夫など、スタッフがよりよく働けるように気を配ることも大切です。
役職が上がるごとにその業務の責任も重くなってくるため、サロンでは給与に役職手当をつけているところが多く見られます。役職者は大変なこともありますがその分やりがいも感じられるので、先々の目標とするのもおすすめです。