ジェルのフィルインって何?
ジェルのフィルインって何?
ジェルネイルはツヤがあり1か月近くきれいな爪の状態でいられるのでネイルサロンでも人気メニューの1つです。爪に厚みが出るので地爪が薄い人にとっては無くてはならない存在になっていると思います。
しかし、ジェルネイルをする上で一番爪に負担をかけてしまうのがジェルを取り除く「ジェルオフ」です。ジェルネイルをオフする場合はジェルの表面をやすりで削り、専用のリムーバー(アセトン)を使い取り除きます。
知識のないままジェルをセルフで剥がしてしまったり、ネイルサロンでも雑に剥がされてしまうと地爪がより薄くなってしまう原因にもなります。そして、アセトンは脱脂・脱水をしてしてしまうので指先の皮膚や爪の油分や水分を除去してしまい乾燥させてしまうのです。
フィルインって何?
この「フィルイン」という方法はアセトンを使わずにジェルをオフすることができます。塗ったジェルを全部取り除いてしまうのではなく、地爪に接するベースジェルの層を残して、爪が新たに伸びてきた部分も含め、上にジェルを塗り重ねる方法です。新たな色を塗る場合も爪表面を削らずに済むので、爪に必要以上の負担をかけずにジェルを続けられるというメリットがあります。
ただし、フィルインは経験豊富なネイリストが施術をしないと、逆に爪への負担をかけてしまう危険があります。セルフネイルなど知識のないまま行ってしまうと危険なので絶対にやらないようにしてください。
フィルインの方法を解説
①ジェル表面を削ってカラーやデザインを取り除く
最初にトップジェルやカラージェルの表面を削る作業をしてきます。
ネイルマシーンを使って電動で削り落としていきます。
この時にカラージェルの層までを削り、ベースジェルは残しておきます。削りすぎてしまうと地爪まで削ってしまい、爪を薄くしてしまう原因にもなるので慎重に作業していかなければいけません。
ジェルが爪から浮いてしまっている部分がある場合は、浮いた部分を削り落とします。この浮いた部分を放置してしまうと菌が繁殖しグリーンネイルなどの原因にもなるので注意が必要です。
②爪の形を整えて下処理をする
まず爪の長さと形を整えます。そして、キューティクル(甘皮)の処理を行います。新しく爪が生えてきた部分のみ爪表面のツヤがなくなるようにサンディングします。
③クリアジェルでコーティング
出すとと油分を取り除いたら、伸びてきた爪の部分にベースジェルを塗布します。前回乗せたジェルの部分との段差をクリアジェルで埋め、表面がきれいなベース作りをします。
④新しいデザインを作る
出来上がったベースの上にお好みのカラージェルやデザインを施し、トップジェルでコーティングします。
次回3~4週間後に同じ工程を繰り返し、ジェルネイルをリムーバーでオフすることなくジェルを続けていくことができます。
注意事項
フィルインをしているお客様に注意してもらいたいのは、来店周期を3~4週間を必ず守ってもらうこと!それ以上の期間が空いてしまうと爪から浮いた部分が多くなってしまいフィルインをすることができなくなってしまいます。仕事などの関係でサロンに長期間来ることができない場合は、フィルインでの施術はお断りするようにしましょう。
プロのネイリストになる為には、フィルインの技術が最低限必要不可欠になってきています。正しい技術を習得し、お客様に施術できるようにしましょう。