日本のネイル史

日本のネイル史

最近はネイルも身だしなみのひとつになりつつありますが、爪に色をつけるという観点で見れば、その始まりは“飛鳥・奈良時代”とされており、ずっと昔に遡ります。歴史と聞くと難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、ここでは簡単にご紹介します。

飛鳥・奈良時代

この時代では赤サビを主成分にした紅殻を使わって爪を紅く染めていました。邪気などを避けるためというような呪術として行っていたようですが、この頃は額や唇の一部分に化粧をしていたので、その延長線で指先にも塗っていたとも言われています。

平安時代

化粧が下層階級にも広がっていきます。この時代ではホウセンカとホオズキの葉をもみ合わせて紅く染めていました。

江戸時代

紅花を使って爪を紅く塗るようになります。紅花を使って染めるという技術が中国から渡来し、栽培が盛んになることで化粧でも使われるようになります。ちなみに、紅花を使った唇への化粧を口紅と呼んでいます。

明治時代以降

フランスからマニキュア術が伝えられ、磨爪術として発達していきます。

その後

そして更にその後、アメリカでネイルのブームとなり、ネイル文化として本格的に日本にも入ってきます。現在みんなが使用しているようなポリッシュが発売されるようになったのは1932年のこと。アメリカで自動車塗装用として速乾性ラッカーが開発されたのをきっかけに美容業界に転用されたものです。
日本でもネイルを職業とする人も増え、日本ネイリスト協会が設立され、どんどん発展していきます。現在主流になっているようなソフトジェルは2000年頃に誕生しました。今のようなネイルを始まりとするならば、ネイルの歴史は浅いかもしれませんが、ジェルでも質感の違うものが登場したり、爪にプリントできる機械が誕生したりとまだまだ発展しています。

フットケアにおいても日本で注目され始めたのは1990年代からで、まだまだ他の国と比べると浸透していません。ネイルサロンで定期的なケアを行うことで、トラブルの早期発見や予防につながります。フットケアも含めると、日本でのネイル文化はもっともっと発展し、楽しみ方も選択肢が増えるかもしれません。

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