ネイリストの使用している道具をご紹介!

ネイリストの使用している道具をご紹介!

ネイルサロンに行くと、ネイリストが次々と色々な道具を使いながら施術を進めていく様子が気になって見入ってしまいますよね。何をする道具なのかな?どうやって使うのかな?など、ネイリストを目指している方ならなおさら興味があるところ。ここでは、ネイリストが実際に使っている道具を「ネイルケア」「ポリッシュ」「ジェル」の3つのカテゴリに分けて紹介していきたいと思います。

ネイルケアで使用する道具

爪を美しく健康に保つためのネイルケア。またジェルネイルのベースとしても重要な工程です。自分でも手軽に行える一方で、間違った道具ややり方で爪の健康を損なうこともありますので注意が必要です。

ファイル

ネイルケアで用いられるやすりのことをいいます。目の粗さをグリット(G)という数字で表記します。グリット数が小さいほど目が粗く、大きいほど目が細かいので、用途に合わせて選びます。

基本的なファイルは4種類。
・エメリーボード
・アクリルファイル
・ソフトファイル
・シャイナー

エメリーボードは、自爪の長さを調節し、形を整えるために使われるファイルです。爪に負荷がかからず、また削る感覚がわかりやすいように薄くなっています。

アクリルファイルは、基本的にジェルやスカルプチュア(人工爪)を削る時に使用します。三日月型やひし形のものが多く、多方向から削れる形状になっています。

ソフトファイルはスポンジバッファーとも呼ばれるもので、基本的には厚めのスポンジに柔らかい板が入ったものです。エメリーボードやアクリルファイルで削った部分や、爪の表面を滑らかにするために使います。ジェルを塗布する前に爪の表面を削るサンディングの際に使われることもあります。

シャイナーは表面をつやつやにするために使われるファイルです。自爪やスカルプチュア(長さだし)の時などの表面磨きで使うことが多いです。

キューティクルニッパー

プロのネイリストが甘皮をカットする際に使用します。甘皮はとてもデリケートな部分なので、ホームケアでの使用は注意が必要です。プロのネイリストは性能がよく自分の手に合うものを使用している人が多いようですが、初心者はあまり切れ味の良いものを使うと危険なため、技術レベルに合わせてニッパーのグレードを上げていくようにしましょう。

プッシャー

甘皮を押し上げるときに使う道具です。ジェルネイルをオフする際に、ふやかしたジェルをこそげ落とす時に使用することもあります。

キューティクルリムーバー

キューティクル部分に塗布して、余分な甘皮や古くなった角質を柔らかくします。

ポリッシュに使用する道具

ポリッシュとは「塗料」という意味があり、一般的に言われている「マニュキュア」を指します。自分でも手軽に楽しめますが、プロのネイリストはどのような道具を使っているのでしょうか?用途と役割なども合わせて見ていきましょう。

ベースコート・トップコート

ベースコートはカラーの前に自爪に塗布します。爪の表面を整え、カラーの発色を良くしたり、自爪への色移りを防ぐ役割があります。

トップコートはカラーが完全に乾いたあと、その上に重ねて塗るものです。ネイルに光沢を持たせて仕上がりをきれいに見せる他に、カラーやネイルアートを長持ちさせる効果があります。乾きを早めるものやマット仕上げのものなど、色々な特徴をもつものが出ているので、ネイリストはお客様のオーダーに合わせて使い分けています。

ネイルポリッシュ

選ぶのに迷うほど無数に色があるポリッシュ。マット系、シアー系(透け感がある)、パール系、ラメ系があり、同じ色でもそれぞれで印象が異なります。ネイリストが自分の塗りやすいメーカーを選ぶ際にチェックしているのがハケの形です。「平筆」のものはハケが扇状に広がっていて、甘皮付近のラインや爪のきわまで塗りやすいのが特徴です。「丸筆」はハケがしっかりとまとまっているためポリッシュを含みやすく、一度にたっぷりと塗れてハケ跡が付きにくくなっています。

ウッドスティック

カラーのはみ出しを修正したり、甘皮を押し上げてケアしたり、ネイルアートの際に使用したり、幅白い用途で使う木でできたスティックのこと。おもに先端にコットンを巻き付けて使用します。

ジェルに使用する道具

ネイルサロンでは一番人気なのがジェルネイル。セルフで始めている方も多いですが、きちんとしたやり方できちんとした道具を使用していないと、深刻な爪のトラブルになりかねませんので注意が必要です。

ベースジェル・トップジェル

ベースジェルはカラージェルの前に塗布し、自爪との密着度を高めるとともに、カラージェルの色素沈殿を防ぐ役割もあります。

トップジェルはカラーとアートが終わった後に使用します。ライトで硬化させたあと表面に固まらないジェルが残る(未硬化ジェル)ため、それを拭き取って仕上げますが、未硬化ジェルが出ない拭き取り不要のノンワイプタイプのトップジェルもあります。仕上げとして塗布することでつやを出して持ちを良くする役割を担っています。マットな仕上がりになるつや消しタイプなど、仕上がりの印象を大きく変えるものもあるので、いくつか用意しているネイリストが多いようです。

カラージェル

カラージェルはポリッシュとは異なり、混ぜ合わせて色を作ることが出来ます。顔料を含んでいるので、スパチュラ(撹拌棒)や爪楊枝などで撹拌してから使用します。(必要のないジェルもあります)

ジェルブラシ

ポリッシュの場合は容器のフタに筆が付いていますが、ジェルにはついていないものがほとんどです。(中にはポリッシュのような容器のジェルもあります)そのためジェル用の筆(ブラシ)を用意する必要があります。ベースやトップジェル用、カラージェル用、アート用など様々なタイプのブラシがあり、毛質や毛先の形も異なるので、用途に合わせて使い分けます。

ライト

ジェルネイルに欠かせないのがライトです。ジェルネイルは塗っただけで乾いたり固まったりしないので、ライトで硬化させる必要があります。UV、CCFL、LED、MIXライトなどの種類があり、ジェルのメーカーによって固まるものと固まらないものがあるので、どのライトに対応しているメーカーなのかを確認する必要があります。

ネイル道具を選ぶ際に重視すること

ネイリストが道具を選ぶときには、使いやすさや値段などを決め手にしている人が多いようです。長く使い続けるために、様々なものを試してみながら自分に合うものを探していくことも楽しさのひとつでしょう。

ネイリストを目指す方に、さらに重視してもらいたいことがあります。それは「安全性」です。ネイルは直接爪に触れるものなので、お客様に安心して提供できるかをまず第一に考えてください。安価なものは人体への安全性が確認されていない物質が含まれていることもあります。

信頼のある道具を揃えることで、あなた自身の信頼にもつながるということを覚えておくと良いでしょう。

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