JNA認定講師 資格試験とは?
JNA認定講師 資格試験とは?
認定講師になるために必須な資格試験
今回は認定講師になるために必須な資格試験についてお話ししたいと思います。
「JNA認定講師資格試験」
JNAが1年に2回(主に3月、9月)開催している「JNA認定講師資格試験」。実技試験が第1次試験、第2次試験があり、両方を通過すると「合格」となります。
実技試験の内容は
≪1次試験≫
ネイルケア(両手10本)
ポリッシュカラーリング(右手5本)
イクステンション(左手5本)
≪2次試験≫
ネイルケア(右手5本)
ポリッシュカラーリング(右手5本)
イクステンション(左手3本)
詳しい試験内容
では、詳しい試験内容は一体どんなことをするのでしょう?
ネイルケアはネイリストの基本的な技術でもあります。
講師として正しく器具が使用されているか、技術が正しく出来ているかなど工程審査も厳しくチェックされます。
・ファイリングはスムーズで滑らかなファイルストロークができているか
・ラウンドの統一感と、形は左右対称で丸みのあるフォルムになっているか
・メタルプッシャーの角度や強さは適正か
・キューティクルニッパーの使用方法は正しいか、スムーズか
など、工程審査と仕上がり審査が行われます。
「ナチュラルフレンチルック」
ポリッシュカラーリングは「ナチュラルフレンチルック」といいベースカラーに肌色に類似したクリーム系のベージュ又はピンクを塗り、ホワイトのポリッシュカラーでスマイルラインを描きます。
・ベースカラーがモデルさんの肌色に合っているか
・地爪は透けていないか
・ムラや溜まりはないか
・スマイルラインがバランスよく5本揃っているか
・スマイルラインが左右対称にキレイに描かれているか
などが採点されます。
「イクステンション」
イクステンションは3種類の技法を規定本数作ります。
アクリルスカルプチュアのフレンチスタイル
これは、JNECネイリスト技能検定試験の1級の試験内容にもなっているアクリルスカルプチュアをホワイトと、クリア又はクリアピンクを使用しフレンチスカルプチュアを作ります。
・スマイルラインが左右対称で鮮明か、がたつきがないか
・厚みや長さが均一でフォルムがキレイか
・ハイポイントの位置は正しいか
・ツヤがあり表面に凹凸がないか
などが採点されます。
デザインスカルプチュア
スカルプチュアの中にカラーパウダーで作ったエンボスアートを埋め込むイクステンション技法で、試験のアートテーマは「フラワー」になっています。
・デザイン性や色彩バランス
・エンボスアートの繊細さ、輪郭の鮮明さがあるか
・アートがしっかり埋まっていて表面にツヤがあり凹凸がないか
などが採点されます。
チップオーバーレイのフレンチスタイル
こちらもJNEC1級の内容になっているチップオーバーレイ技法を、ホワイトチップを爪先に装着し、クリアパウダーで覆いフォルムを作っていきます。
・アクリルスカルプチュアとフォルムやスマイルラインが揃っているか
・チップの装着は正しくできているか
・ツヤがあり表面に凹凸がないか
などが採点されます。
認定講師を目指している方は、JNAのホームページで最新情報を必ずチェック
このように制限時間の中で、JNA規定の実技を行い採点されます。合格率は約30%前後の難易度の高い試験で高度な技術や知識、経験が必要となります。受験するための条件も変更になる場合があるので、認定講師を目指している方は、JNAのホームページで最新情報を必ずチェックしてみてください。