爪の伸びる速度は季節によって違う?
爪の伸びる速度は季節によって違う?
「なんとなく夏のほうが爪が伸びるのが早い?」と感じたことはないですか?特にジェルネイルを施していると自分の爪が1か月でどのくらい伸びるのか実感する方も多いと思います。今回は爪の伸びる速度についてお話します。
爪の成分は?
爪は硬いので骨と同じ“カルシウム”でできていると思っている方も多くいます。しかし、爪の主成分はケラチンという繊維状の“たんぱく質”からできています。ケラチンは硫黄を含んだアミノ酸の含有量の違いによって軟ケラチン、硬ケラチンに分けられます。爪は髪の毛は硬ケラチン、皮膚は軟ケラチンなので、爪も髪の毛も皮膚も同じ成分でできていたのです。
爪は1日に何ミリ伸びる?
爪も髪の毛も主成分はケラチンというタンパク質でできています。爪の伸びる速度は手の爪の場合、1日に約0.1mm、1か月で3~4mm伸びるといわれています。しかし、爪の伸びる速度は個人差があり、遅い人で0.08mm、早い人で1.2mmほど。足の爪は1日に約0.05~0.08mm、1か月で1~2mmです。
爪の伸びる速度の違い
爪の伸びる速度の違いはどこにあるのでしょうか?
①年齢
乳幼児や高齢者の爪は1日0.07mm~0.08mmと少しスピードが遅めです。
伸びるスピードは20歳頃に最大の伸びとなり、50代以降スピードは遅くなっていきます。
その代わり、年齢とともに厚みが増していきます。
②性別
女性より男性のほうがスピードは速いといわれています。
これは一般的に男性のほうが女性より筋肉量が多い為基礎代謝が高く、新陳代謝がよい為に伸びるのが早いのです。
③指先の刺激
爪先への刺激が多いと早く伸びるといわれています。
爪が伸びる速度は指によっても違うので人差し指、中指、薬指の3本は伸びるのが早いのも、普段からよく爪先をよく使うのが原因かもしれません。
また1日の中では夜よりも昼間のほうが伸びるとされています。
④季節
冬より夏のほうが伸びるスピードは速くなります。
これは、夏は気温が高い為、体温も高くなりやすく新陳代謝が活発になります。逆に冬場は寒く代謝が低下してしまうので爪の伸びは遅くなります。
夏場はジェルネイルの付替えを早くしたほうがいい?
更に年齢を重ねると、爪が厚くなることもあります。爪の水分量が減り、乾燥して弾力性を失うことで厚みが出てきてしまいます。これは、手よりも足の爪に多く見られ、長年足への負担や圧迫されたことで厚くなることが多いです。70代や80代に多く見られるのも特徴です。
大事になるケアはやっぱり“保湿”
夏場は爪の伸びるスピードも速くなるので長すぎる爪は指先に負担がかかります。爪が折れて出血しないよう冬場よりジェルネイルの付け替える周期を早めにしましょう。
また、夏場は湿度や気温の上昇、体温の上昇によりグリーンネイルなどの感染症の危険も増えてくるので注意しましょう。